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最近のニュースを見ながらさまざまな話題をお届けしたりしなかったりする週刊ジーパラが批評のお時間がやってまいりました。
2013年の7月も初週が終わり、そろそろテレビ放送でも新番組の開始などが目立ち始めてきました。

 今期はスパイク・チュンソフトのゲームが原作となっているアニメ『ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生 The Animation』も放映されるということで、ゲーム側の展開としても『ダンガンロンパ1・2 Reload』のリリースが予定されています。

 ところで、アニメーション作品がゲーム化されるのはよくある話と言ってしまえばそれまでですが、最近はアニメ放映中にゲーム化決定のCMを流し、アニメ放映終了からあまり時間を置かずにリリースされるゲームも多くなってきました。
メディアミックス戦略の一環であることは違いないのですが、ひと昔前よりもリリースまでの期間は段違いに短くなっています。
先週発表されたPS3&PS Vita用ソフト『ローゼンメイデン ヴェヘゼルン ジー ヴェルト アップ』なども、2013年秋発売予定と、アニメに合わせた企画になっていますね。

 アニメーションの現場もすでにほぼ完全にデジタル環境に移行しています。
昔はアニメ用のキャラクターをゲームで使おうと思ったら、ゲーム用に新たに作成する必要がありましたが、アニメーション作品もHD画質が当たり前となり、ゲーム機の高解像度でも十分利用できるようになっています。
また、アニメの原画家さんや彩色担当がアニメ作業終了後、そのままゲーム側の1枚絵を担当する、なんてことも多くなってきています。
アニメの絵もゲームの絵も、似たような行程で作業できるようになった利点といえるかもしれませんね。

 アニメ作品のゲーム化では、しばらくはPSPの独断場でしたが、ここにきて、やはりPS Vitaというプラットフォームが台頭してきています。
冒頭で紹介した『ダンガンロンパ』シリーズも、PSPでリリースされた作品ですが、『ダンガンロンパ1・2 Reload』はPS Vita用。
ご存知のように、基本的にPS VitaでもPSP用のダウンロード版ソフトが互換動作する仕様になっていますので、続編や後継作品を制作、販売しやすいという流れがあります。
プレイする側としてもボタン配置や基本的な操作方法は同じ感覚で遊べるので、機種が変わってもすんなりと入っていけます。

 また、PS Vitaだけでなく、PS3で発売される作品も多くなってきています。
これもおそらく、HD画質のアニメを遜色なく動かせるという理由もあるのでしょう。『アクセル・ワールド』シリーズのように、
ゲームにOVAを同梱してアニメグッズとしての価値を高めたり、ゲームとOVA、設定資料集などのハイブリッドパックといった企画もありました。

 ちなみに、先週追加情報が公開された『俺の妹がこんなに可愛いわけがない。
ハッピーエンド』に関しては、原作人気もさることながら、PSPで発売されたゲーム版の人気も高く、今回のPS3向け新作はもはや独自タイトルと言えなくもないかもしれません……。

 しかしPSPはともかくとして、こうしたアニメ放映と連動した企画ものゲームは、販売台数としてはダントツのニンテンドー3DSであまり見かけないのはなぜでしょうか。
前述したように解像度が違うというのもありますが、やはり2画面というのが開発の手間を増やしてしまうという点もあるのでしょう。

http://www.gpara.com/article/cms_show.php?c_id=37051

※続く

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 アニメのゲーム化は、発表から制作、発売までの期間をできるだけ短くしたいのが本音です。
3DSでは2画面を使った独特のシステムや、3D映像の迫力は、確かにプレイしていて面白いところですが、アニメの原作をどのようにゲームに落とし込むかということを考えると、これらはあまり必須のものではなくなってきます。そもそもアニメってもともと2Dですし。
また、2画面であるということはWii Uにも同じことが言えるのかもしれません。

 ちなみにそもそもゲームありきでアニメが制作されている『ポケットモンスター XY』や、PSP版の完全移植作品である『ワンピース ROMANCE DAWN 冒険の夜明け』、懐かしいエピソードを完全ゲーム化した新作『聖闘士星矢 ブレイブ・ソルジャーズ』などのニュースもありましたが、これはまた別のお話。

 よくも悪くも3DSやWii Uはゲームとしての企画や面白さありきで作られた作品のほうが向いています。
もちろん、アニメ作品を元にしているかどうかはそこは関係なく、3D映像や2画面、タッチペンによる操作が適したゲームシステムかどうかが問題です。
余談ですが、Wii Uのゲームラインナップがいまいち出揃わないというのは、Wii U GamePadの“面白い使い方”を、ゲームとして落とし込むのに時間がかかっているのではないかなぁ、と個人的に思っています
(まぁ単純に、初期には開発のためのミドルウェアがやや力不足だった、という話も聞いたりしましたが……)。

 話を戻しましょう。一方で、PS VitaやPS3では1画面であることが、逆にアニメ作品を鑑賞するのと同じ感覚を呼び起こさせ、なおかつ、アニメにはなかったイベントシーンもまるでアニメ内で起こった出来事であるかのように見せることが可能です。
これはもうどちらが優れているとかそういう問題ではなく、単純に住み分けのレベルになっているのではないでしょうか。

 徐々にライトノベル(ラノベ)→アニメ→ゲームという流れはPSP、PS Vita、そしてPS3陣営へと流れてきています。
そしてそれと同じ流れを辿るように、PC美少女ゲームのコンシューマ移植も相変わらずPSPやPS Vitaが優勢。
先週も、PSP/PS Vita用『Rewrite』、PSP用『your diary(仮題)』、PS3/PSP用『向日葵の教会と長い夏休み -extra vacation-』、PS3/PS Vita用『るいは智を呼ぶ』などが公開されています(過渡期なだけに、それぞれ微妙に発売機種が違うのが悩ましいところですが……)。

 PS4などの次世代機がリリースされて、どうなるかはまだ予想はできませんが、よほどのことがない限り、大きく流れが変わることはないのでは……?
もしXbox Oneがすべてのアニメ会社と提携してストリーミング配信完全完備したりしたら、それはそれで面白いことになりそうではあります。
いや、地方放送局だけでしか放映されないアニメのネット配信が増えていますし、網羅できたら嬉しいなーという個人的欲望が混入されているのは否めませんが(笑)。

 ラノベ→アニメ→ゲームというこのライン。
人気作が辿るだけに、需要は高く、この流れで今後もゲームが発売され続けるのは間違いないでしょう。
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 アニメのゲーム化は、発表から制作、発売までの期間をできるだけ短くしたいのが本音です。
3DSでは2画面を使った独特のシステムや、3D映像の迫力は、確かにプレイしていて面白いところですが、アニメの原作をどのようにゲームに落とし込むかということを考えると、これらはあまり必須のものではなくなってきます。そもそもアニメってもともと2Dですし。
また、2画面であるということはWii Uにも同じことが言えるのかもしれません。

 ちなみにそもそもゲームありきでアニメが制作されている『ポケットモンスター XY』や、PSP版の完全移植作品である『ワンピース ROMANCE DAWN 冒険の夜明け』、懐かしいエピソードを完全ゲーム化した新作『聖闘士星矢 ブレイブ・ソルジャーズ』などのニュースもありましたが、これはまた別のお話。

 よくも悪くも3DSやWii Uはゲームとしての企画や面白さありきで作られた作品のほうが向いています。
もちろん、アニメ作品を元にしているかどうかはそこは関係なく、3D映像や2画面、タッチペンによる操作が適したゲームシステムかどうかが問題です。
余談ですが、Wii Uのゲームラインナップがいまいち出揃わないというのは、Wii U GamePadの“面白い使い方”を、ゲームとして落とし込むのに時間がかかっているのではないかなぁ、と個人的に思っています
(まぁ単純に、初期には開発のためのミドルウェアがやや力不足だった、という話も聞いたりしましたが……)。

 話を戻しましょう。一方で、PS VitaやPS3では1画面であることが、逆にアニメ作品を鑑賞するのと同じ感覚を呼び起こさせ、なおかつ、アニメにはなかったイベントシーンもまるでアニメ内で起こった出来事であるかのように見せることが可能です。
これはもうどちらが優れているとかそういう問題ではなく、単純に住み分けのレベルになっているのではないでしょうか。

 徐々にライトノベル(ラノベ)→アニメ→ゲームという流れはPSP、PS Vita、そしてPS3陣営へと流れてきています。
そしてそれと同じ流れを辿るように、PC美少女ゲームのコンシューマ移植も相変わらずPSPやPS Vitaが優勢。
先週も、PSP/PS Vita用『Rewrite』、PSP用『your diary(仮題)』、PS3/PSP用『向日葵の教会と長い夏休み -extra vacation-』、PS3/PS Vita用『るいは智を呼ぶ』などが公開されています(過渡期なだけに、それぞれ微妙に発売機種が違うのが悩ましいところですが……)。

 PS4などの次世代機がリリースされて、どうなるかはまだ予想はできませんが、よほどのことがない限り、大きく流れが変わることはないのでは……?
もしXbox Oneがすべてのアニメ会社と提携してストリーミング配信完全完備したりしたら、それはそれで面白いことになりそうではあります。
いや、地方放送局だけでしか放映されないアニメのネット配信が増えていますし、網羅できたら嬉しいなーという個人的欲望が混入されているのは否めませんが(笑)。

 ラノベ→アニメ→ゲームというこのライン。
人気作が辿るだけに、需要は高く、この流れで今後もゲームが発売され続けるのは間違いないでしょう。
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