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【東京】自社のゲーム端末機でしかプレーできないソフトの開発にこだわる任天堂は、スギヤマ・ユキヨさん(42)のようなプレーヤーがゲームの売り上げを引き続きけん引してくれると期待している。
東京在住で会社員のスギヤマさんは任天堂の「どうぶつの森」シリーズ以外のゲームは一切しないし、興味もないと話す。
http://si.wsj.net/public/resources/images/MK-CF942_ANIMAL_G_20130829182706.jpg
右は各タイトルの3DSバージョンの発売日から8月17日までの売り上げ枚数。左は全く同じ日数でDSバージョンが達成した枚数。
アニメの動物キャラクターが住む村で生活を楽しむというこのゲームの最新版は任天堂の携帯ゲーム機「ニンテンドー3DS」でしかプレーできない。
スギヤマさんはソフトがあらかじめインストールされたゲーム機を2万3000円で手に入れた。
「ニンテンドーDS」向けの2005年版「おいでよ どうぶつの森」をこれまでプレーしてきたスギヤマさんは、「どうぶつの森」をプレーするために3DSを買ったと言う。
スギヤマさんをはじめとする任天堂のゲームの熱心なファンが、ゲームタイトルを自社のハードウエアに限定するという任天堂の長年の戦略を支えている。
この戦略は任天堂がゲーム市場に参入した1980年代初頭にまでさかのぼる。
当時から任天堂は、ソフトをプレーしたければ、ゲーム機を手に入れるしかないため、消費者はしぶしぶ端末を買うだろうと見ていた。
このビジネスモデルは京都を本拠とする同社がトランプや玩具のメーカーから世界で最も良く知られるエンターテインメント企業へ成長する一助となったが、その一方でこの戦略は批判も受けている。
自社のゲーム端末にこだわり、広くゲームを普及させない頑固な姿勢が、スマートフォン(スマホ)やタブレット型端末の登場で技術が転換点を迎える中、大きな商機を逃しているという批判だ。
例えば「アングリーバード」などの人気ゲームは、スマホやタブレットや他の携帯機器に10億回を超えてダウンロードされている。
一方、任天堂のゲームは全盛期の時でさえもこれだけの規模には達していない。
加えて、任天堂の2つの最新プラットフォーム――3DSと家庭用ゲーム機「Wii U」――の初期販売が芳しくなかったことから、消費者はもはや独立型のゲーム機には興味を示さないのではないかとの懸念が強まった。
任天堂は今週、Wii Uの値下げを発表する一方、専用メガネをかけなくても3D画像が楽しめる3DSの廉価版を披露した。
かき入れ時の年末商戦を前に任天堂のハードウエアへの関心を高めるためだ。
同社の岩田聡社長は、消費者が依然として独立型ゲーム機の購入に興味を持っていると確信していると話す。
さらに、同社の戦略は今後も維持されるとし、「どうぶつの森」でそれが証明されるだろうと述べた。
日本で9カ月前に発売された「とびだせ どうぶつの森」は6月末時点で、海外市場を含め540万本以上を販売した。
このソフトは13年に世界で最も良く売れたゲームの2位にランクインしている。
1位はソニーの家庭用ゲーム端末「プレイステーション3(PS3)」向け「ラスト・オブ・アス」だ。PS3の販売台数は3DSの2倍半に達する。
「どうぶつの森」シリーズは今のところ、日本で最も良く売れている3DS向けのゲームだ。
若い大人の女性を取り込むことによって、3DSの利用者を増やしている。
岩田社長は6月のインタビューで、「どうぶつの森が証明した。
日本で発売されたときに、お客さんの層ががらっと変わった」とし、「そういった(客層)は、たった1本のゲームのために、本当におもしろかったらハードごと買ってくれる」と述べた。
米国で6月に発売されて以来、「どうぶつの森」の訴求力が日本限定ではないことを示す兆候が出ている。
任天堂によると、発売2カ月で66万本が売れた。
この成功は3DSを6、7月の最多販売ゲーム端末に一躍押し上げた。
3DSの販売数は6月に40%増、7月には14%増となった。
http://jp.wsj.com/article/SB10001424127887323779204579044450492642612.html
※続く
東京在住で会社員のスギヤマさんは任天堂の「どうぶつの森」シリーズ以外のゲームは一切しないし、興味もないと話す。
http://si.wsj.net/public/resources/images/MK-CF942_ANIMAL_G_20130829182706.jpg
右は各タイトルの3DSバージョンの発売日から8月17日までの売り上げ枚数。左は全く同じ日数でDSバージョンが達成した枚数。
アニメの動物キャラクターが住む村で生活を楽しむというこのゲームの最新版は任天堂の携帯ゲーム機「ニンテンドー3DS」でしかプレーできない。
スギヤマさんはソフトがあらかじめインストールされたゲーム機を2万3000円で手に入れた。
「ニンテンドーDS」向けの2005年版「おいでよ どうぶつの森」をこれまでプレーしてきたスギヤマさんは、「どうぶつの森」をプレーするために3DSを買ったと言う。
スギヤマさんをはじめとする任天堂のゲームの熱心なファンが、ゲームタイトルを自社のハードウエアに限定するという任天堂の長年の戦略を支えている。
この戦略は任天堂がゲーム市場に参入した1980年代初頭にまでさかのぼる。
当時から任天堂は、ソフトをプレーしたければ、ゲーム機を手に入れるしかないため、消費者はしぶしぶ端末を買うだろうと見ていた。
このビジネスモデルは京都を本拠とする同社がトランプや玩具のメーカーから世界で最も良く知られるエンターテインメント企業へ成長する一助となったが、その一方でこの戦略は批判も受けている。
自社のゲーム端末にこだわり、広くゲームを普及させない頑固な姿勢が、スマートフォン(スマホ)やタブレット型端末の登場で技術が転換点を迎える中、大きな商機を逃しているという批判だ。
例えば「アングリーバード」などの人気ゲームは、スマホやタブレットや他の携帯機器に10億回を超えてダウンロードされている。
一方、任天堂のゲームは全盛期の時でさえもこれだけの規模には達していない。
加えて、任天堂の2つの最新プラットフォーム――3DSと家庭用ゲーム機「Wii U」――の初期販売が芳しくなかったことから、消費者はもはや独立型のゲーム機には興味を示さないのではないかとの懸念が強まった。
任天堂は今週、Wii Uの値下げを発表する一方、専用メガネをかけなくても3D画像が楽しめる3DSの廉価版を披露した。
かき入れ時の年末商戦を前に任天堂のハードウエアへの関心を高めるためだ。
同社の岩田聡社長は、消費者が依然として独立型ゲーム機の購入に興味を持っていると確信していると話す。
さらに、同社の戦略は今後も維持されるとし、「どうぶつの森」でそれが証明されるだろうと述べた。
日本で9カ月前に発売された「とびだせ どうぶつの森」は6月末時点で、海外市場を含め540万本以上を販売した。
このソフトは13年に世界で最も良く売れたゲームの2位にランクインしている。
1位はソニーの家庭用ゲーム端末「プレイステーション3(PS3)」向け「ラスト・オブ・アス」だ。PS3の販売台数は3DSの2倍半に達する。
「どうぶつの森」シリーズは今のところ、日本で最も良く売れている3DS向けのゲームだ。
若い大人の女性を取り込むことによって、3DSの利用者を増やしている。
岩田社長は6月のインタビューで、「どうぶつの森が証明した。
日本で発売されたときに、お客さんの層ががらっと変わった」とし、「そういった(客層)は、たった1本のゲームのために、本当におもしろかったらハードごと買ってくれる」と述べた。
米国で6月に発売されて以来、「どうぶつの森」の訴求力が日本限定ではないことを示す兆候が出ている。
任天堂によると、発売2カ月で66万本が売れた。
この成功は3DSを6、7月の最多販売ゲーム端末に一躍押し上げた。
3DSの販売数は6月に40%増、7月には14%増となった。
http://jp.wsj.com/article/SB10001424127887323779204579044450492642612.html
※続く
アクション系のシューティングゲームや胸おどるレーシングゲームなどと違い、カモメのガリバーやヒクマのジョアン、怠け者の雄鳥ベネディクトなどと一緒にプレーヤーが暮らす「どうぶつの森」の魅力は魚釣りや昆虫採集、植樹、果実狩りといった平凡な活動を取り入れているところにある。
「どうぶつの森」を手始めとして、任天堂は3DS限定の新たなゲームタイトルを次々に打ち出す予定だ。
10月には「ポケットモンスター X」と「ポケットモンスター Y」をリリースする。
ポケモンシリーズは少年を中心に人気があるため、任天堂の携帯ゲーム機用のタイトルとして、継続的に最も良く売れているソフトの1つだ。
さらに、3DS向けで最も人気のあるソフトシリーズの1つ、「ゼルダの伝説」から「神々のトライフォース2」を年末前に投入する予定だ。
マッコーリー・セキュリティーズのアナリスト、デービッド・ギブソン氏は、スマホやモバイル向けのゲームが急増しているため、任天堂は過去の成功の再現がより厳しい環境に直面していると指摘する。
ゲーム販売のデータをオンラインで編集するVGChartz Networkによると、DS向けで1000万本以上を売り上げたゲームタイトルは10ある。
一方、3DSが11年2月に発売されて以来、単独で1000万本を販売したタイトルはまだない。
任天堂によると、3DS の販売台数は6月30日時点で3248万台だ。
DSは04年11月の発売以降、1億5393万台が売れた。
ギブソン氏は「任天堂が再び成功したいなら、3DS向けで同等の数の大ヒットタイトルを出さなければならない」と指摘する。
「とびだせ どうぶつの森」を称賛する多くの体験者同様、スギヤマさんは最新版が大きく改良されていると話す。
スギヤマさんによると、旧作はキャラクターの活動が釣りや昆虫採集や穴を掘ることなどにほとんど限定されていたが、最新版では水泳やシュノーケリングなど他にも多くの活動ができるという。
季節の変化に合わせて、プレーヤーは異なる種類の魚や昆虫を捕まえることができる。
スギヤマさんはサケが釣れる秋を楽しみにしているという。
スギヤマさんは笑いながら、ゲームは自分の第2の人生のようであり、「どうぶつの森」の住民はみな良い人たちで、本当に癒されると語った。
※以上
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アクション系のシューティングゲームや胸おどるレーシングゲームなどと違い、カモメのガリバーやヒクマのジョアン、怠け者の雄鳥ベネディクトなどと一緒にプレーヤーが暮らす「どうぶつの森」の魅力は魚釣りや昆虫採集、植樹、果実狩りといった平凡な活動を取り入れているところにある。
「どうぶつの森」を手始めとして、任天堂は3DS限定の新たなゲームタイトルを次々に打ち出す予定だ。
10月には「ポケットモンスター X」と「ポケットモンスター Y」をリリースする。
ポケモンシリーズは少年を中心に人気があるため、任天堂の携帯ゲーム機用のタイトルとして、継続的に最も良く売れているソフトの1つだ。
さらに、3DS向けで最も人気のあるソフトシリーズの1つ、「ゼルダの伝説」から「神々のトライフォース2」を年末前に投入する予定だ。
マッコーリー・セキュリティーズのアナリスト、デービッド・ギブソン氏は、スマホやモバイル向けのゲームが急増しているため、任天堂は過去の成功の再現がより厳しい環境に直面していると指摘する。
ゲーム販売のデータをオンラインで編集するVGChartz Networkによると、DS向けで1000万本以上を売り上げたゲームタイトルは10ある。
一方、3DSが11年2月に発売されて以来、単独で1000万本を販売したタイトルはまだない。
任天堂によると、3DS の販売台数は6月30日時点で3248万台だ。
DSは04年11月の発売以降、1億5393万台が売れた。
ギブソン氏は「任天堂が再び成功したいなら、3DS向けで同等の数の大ヒットタイトルを出さなければならない」と指摘する。
「とびだせ どうぶつの森」を称賛する多くの体験者同様、スギヤマさんは最新版が大きく改良されていると話す。
スギヤマさんによると、旧作はキャラクターの活動が釣りや昆虫採集や穴を掘ることなどにほとんど限定されていたが、最新版では水泳やシュノーケリングなど他にも多くの活動ができるという。
季節の変化に合わせて、プレーヤーは異なる種類の魚や昆虫を捕まえることができる。
スギヤマさんはサケが釣れる秋を楽しみにしているという。
スギヤマさんは笑いながら、ゲームは自分の第2の人生のようであり、「どうぶつの森」の住民はみな良い人たちで、本当に癒されると語った。
※以上
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