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★ソニーのPS4、粗利益はごくわずか=IHS予想

ソニーが新型家庭用ゲーム機「プレイステーション(PS)4」の製造にいくら支払っているかが注目の話題となっている。旧型機では損失を出したとみられることからなおさらだ。15日には明るい見通しが示されたが、新しい分析結果では粗利益がごくわずかにとどまると予想されている。

ゲーム機を分解して部品を調べる調査会社の1社、IHSは19日、PS4の部品・組み立てコストを1台あたり381ドルと試算した。小売価格の399ドルを18ドル下回る程度だ。

マーケティングなどの費用を考慮に入れると、ソニーは今もPS4を1台販売するたびに損をしているとIHSは予測。ただ製造コストが下がるにつれて、黒字に転換するとの見方を示した。

PS4のコストは、2006年に最初に発売されたPS3よりはるかに負担が少ないと見積もられている。
IHSによると、PS3の製造コストは小売価格を100ドル以上、上回ることもあった。

一方、IHSの同業、テックインサイツは15日、PS4の製造コストは296ドルで、粗利益は約100ドルとの試算を示した。

この違いは主に、少数の主要部品のコストの推定額が異なるためだ。

例えば、PS4に使用されている大量のAMD製特注プロセッサー(グラフィックスを含む)のコストについて、IHSは1台当たり100ドル、テックインサイツは85ドルと見積もっている。また、高価なメモリチップについても、IHSは88ドル、テックインサイツは62ドルと計算。ハードドライブでもIHSが37ドル、テックインサイツが23ドルと異なっている。

http://jp.wsj.com/article/SB10001424052702304152804579209293024001458.html
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